GN125(SUZUKI)
GN125の概要
1982年に販売されたGN125は、4ストロークエンジンを搭載した125ccのミニバイクです。
外見はアメリカン風で、同時期に5つの排気量で販売されたGNシリーズの1つとして登場しました。ちなみに、日本では当時の命名規則に従ってうしろにEをつけた名前(GN125E)で販売されていました。
どちらかといえばオールマイティな使用を想定しており、ミニバイクの醍醐味である街乗りはもちろん、ビジネス、ツーリングなどさまざまな用途を想定したような作りになっています。
登場当時そのままのボディは今の感覚からすると「レトロ」ですが、そのレトロさがいっそおしゃれ。ただ、見た目がいいだけではなく、原付二種ながら、オールマイティに使えることからも分かるように、本格的な走行性能を誇るマシンです。
国内販売は終了しOEM生産をスタート
GN125Eは販売から18年間売をしていましたが、販売台数が減ったこと、排ガス規制への対応が難しくなった状況を受けて、日本国内での販売は1999年に終了しました。現在では、スズキから技術供与を受けたメーカーである大長江集団(中国)が、OEM生産という形でGN125を作っています。そのため、並行輸入という形にはなりますが、今でもGN125を手に入れることは可能です。
GN125の魅力
パッと見た印象だと250ccくらいはありそうで、大柄なバイクに感じられるかもしれません。しかし、車体は軽くてスリムにまとまっているので、ほとんど自転車のような感覚で取り回せるというのがGN125の魅力です。取り回しの良さはもちろん、250ccに乗ったことのある方であればその軽さに驚くこと間違いなしです。
もちろん、パワーは250ccよりも落ちますが、街乗りをしたい、法定速度でゆっくり走るのが好き、あるいはボアアップを楽しみたい!という方には気にならないでしょう。また、燃費の良さも40km/Lとずば抜けています。速度は60km/hでこのクラスではしっかり飛ばせますが、どちらかというと法定速度内でゆっくり走るのに向いているバイクです。
ミニバイクなので維持費は安くなりやすいんですが、GT125の魅力は車体価格もお財布に優しいところ。乗り出しはおおむね25万円くらいと、同じクラスのバイクと比較しても非常に経済的です。
ビギナーの方はもちろん、カスタムに慣れている方にとっても楽しいバイクとなるでしょう。