
オフロードバイクの特徴
オフロードバイクとはどんなバイクか
オフロードバイクは、その名の通り舗装されていない道や荒れた路面を走ることを想定して設計されたバイクです。サスペンションが長めに設定されていたり、タイヤがブロックパターンになっていたりと、未舗装路でのトラクションを確保するための工夫が随所に盛り込まれています。また、車体の軽量化や、高い最低地上高なども特徴で、ダートや林道など不整地でも走破性を発揮します。
ミニバイクのオフロードモデルは、125cc以下でも十分楽しめるものが多いです。大きなエンジンパワーがない分、車体を思い通りに扱いやすいというメリットがあり、初めてオフロードに挑戦する人や、遊び感覚で林道ツーリングをしたい人には適した選択肢といえます。
オフロードバイクに多いバリエーション
オフロードバイクの中でも、用途やコンセプトによっていくつかの種類に分けられます。トレールバイクは、オンロードとオフロードの両方をバランスよく楽しめる設計で、街乗りから林道まで幅広く走れるモデルが多いです。逆にモトクロッサーは、競技用に特化したモデルでライトやミラーを装備していない場合もあり、公道走行不可のものがほとんどです。
ほかにも、スーパーモタードと呼ばれるオンロード向けホイールやタイヤを装着したタイプも存在しますが、基本的にはオフロードバイクの骨格をベースとしています。ミニバイククラスでも、メーカーによって個性が大きく異なるため、自分がどの程度のダート走行をしたいのかを考慮して選ぶのが大切です。
オフロードバイクで楽しむフィールド
オフロードバイクは、その走破性を活かして自然豊かなフィールドを駆け巡る楽しさが魅力です。山道や河原、林道など、普段の街乗りでは体験できないような路面状況を乗り越える感覚は、アドベンチャー要素が満点です。また、キャンプ道具を積み込み、アウトドアとバイクを組み合わせる楽しみ方も人気を集めています。
さらに、オフロードバイクに乗ることでバランス感覚や車体コントロール技術を養いやすい点も魅力です。前後のサスペンションを使いこなし、泥や砂利道でのスリップをコントロールする経験は、オンロードの安全運転にも活きるといわれています。こうした総合的な魅力から、初心者からベテランライダーまで幅広い層に支持されているジャンルなのです。
オフロードバイクの実体験
友人に誘われ、初めてオフロード系のミニバイクに乗る機会がありました。最初はダートや小石のある道にびくびくしましたが、サスペンションがよく動くおかげで予想以上に安定していました。ブロックタイヤが路面をしっかりつかんでくれるので、思わぬ滑りも少なく安心です。普段の舗装路とは違う不整地を走る刺激が新鮮で、一種のアドベンチャー気分を味わいました。軽量な車体だったので、転倒しかけても立て直しやすく、自信がついたのがうれしいポイントです。