ミニバイクとはどんなバイク?
ミニバイクの定義はない
ミニバイクとは、その名の通り小さなバイクのことです。もともとミニバイクという基準はあったようですが、今では具体的な定義というよりも、50~125ccくらいの小さなバイクというニュアンスで使われています。ミニバイクは、いってしまえば排気量が小さく軽量なバイクを指すので、ゼロハン、スクーター、4ミニなど、様々な種類があります。
このサイトでも、50~125ccくらいをミニバイクとして、ミニバイクの魅力について語っていけたらなと考えています。
小さいからこその魅力
中型バイクや大型バイクにも魅力が詰まっていますが、ミニバイクもまた独特の魅力を持っています。それはやはり、「小さい」ゆえのメリットから来るものでしょう。
例えば、ミニバイクは車体が小さいぶんパーツも小さいので、中型・大型よりも比較的安価にカスタムをすることができます。車種やカスタムの内容にはよりますが、傾向としてはいじりがいのあるカスタムベースですね。
また、排気量が小さいので、維持費も安くなるというメリットがあります。250cc超えのバイクには車検が必要ですが、ミニバイクは125cc以下なので車検は必要ありません。定期的なメンテナンスは当然やるべきですが、検査の費用を抑えられるということ。複数持ちでも自宅の駐輪場を圧迫しにくく、自動車保険に付帯できる「ファミリーバイク特約」は、125cc以下のバイクに適用されるもの。バイク保険を別途契約するよりもリーズナブルな形で保険に加入できます。
ホンダのスーパーカブなど、頑丈さが知られているミニバイクも多いですから、修理費用もさほどかからないというのも嬉しいところですね。
50ccは存続の危機にある?
新しい排ガス規制が2022年11月に始まりました。これ以降、すべてのバイクが排ガス規制に準じることになります。新車だけではなく、既存モデルも規制に従わなければならないということ。50ccバイクの規制は2025年からスタートするとはいえ、50ccクラスに規制が適用されると、新車が作れなくなってしまうという懸念があります。
なぜなら、50ccは構造上、炭化水素の削減基準を満たすのは困難だといわれているからです。つまり、2025年の11月には50ccバイクの生産がストップする可能性があります。そのため、125ccバイクの性能を制御することで50ccクラスの規制を満たすという方法が検討されています。