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青いバイク

アドベンチャーの特徴

アドベンチャーとは

アドベンチャーバイクは、オフロードとオンロードの両方の要素を受け継いでいるマシンです。公道でもオフロードでも楽々と走り抜ける走破性に加えて、ロングツーリングにも耐えうる快適さと安定感を併せ持つモデルが一般的です。しかし、アドベンチャーとひとくちにいっても、マシンごとに特色が変わってくるのも、アドベンチャーバイクが持つ面白さの1つといえるでしょう。ただ、どのようなマシンにも共通して言えることは、「冒険」をするためにあの手この手で装備を充実させているという点です。

このような贅沢な性能をてんこもりにしたマシンであるため、アドベンチャーといえば大型のマシンを指すことが一般的でした。しかし、近年では小排気量で扱いやすいマシンも数々登場し、多様化が進んでいます。

ミニバイクでは珍しいアドベンチャーバイク

アドベンチャーはますますニーズが高まっていて、多様化もしているとはいえ、そのメインは充実した装備です。コンパクトなタイプが登場しているといっても400cc以下というニュアンスがほとんどで、ミニバイク(つまり原付クラス)でアドベンチャーというとかなり絞られてきます。原付クラスのアドベンチャーバイクは希少で、ほとんどみられません。

しかし、ミニバイクのアドベンチャーがない…というわけではなく、例えば、SYMのNH T 125やホンダのCRF190Lなどが原付アドベンチャーとして挙げられます。

NH T 125は、ぱっと見ると「250cc?」と思ってしまうような大柄のボディ。同クラスのハンターカブと比べると、なんと30kg以上も重たいので、取り回しはそれなりに重ためです。しかし、これでも原付二種には代わりありません。原付ならではの取り回しやすさは感じにくく、さくさくと動けるという感じではないですが、ゆったりと身を委ねられるという安定感はずば抜けています。大容量の燃料タンクとキャリアを搭載しており、ツーリング用バイクとしてかなりのポテンシャルを持っています。

CRF190Lは、ホンダ・アフリカツインを小型化したようなマシン。CRF190Lも、ミニバイクというには少し大きめかもしれませんが、これもミニ・アドベンチャーの宿命かもしれませんね。ツーリングやオフロードを想定した立派なアドベンチャーです。

アドベンチャーモデルに乗りたいけど、免許区分が…値段が…足つきが悪くて…といった理由で諦めるというケースはよく聞きますが、そういう方はまずミニ・アドベンチャーにトライしてみてはいかがでしょうか。

ミニバイクの種類